文脈依存読み語リスト

AI 音声合成 (Chirp3-HD) が誤読しがちな「複数の読みを持つ漢字」のリストです。

最終更新: 2026-06-22 · 現在 39 語登録 · ユーザー報告で随時更新

📌 なぜこのリストが必要?

日本語の漢字には「複数の読み」を持つものが多くあります。 たとえば「良い方」は、「よいかた」 (立派な人) とも 「よいほう」 (好ましい方向) とも読めます。

AI (Chirp3-HD) は前後の文脈から推定しようとしますが、推定を誤ることがあります。 読み上げクラウド の Kikitori (聞き取り突合) でも、書き起こし結果は同じ「良い方」になるため、 読み間違いを自動検出できません。

対策: 台本のうち、 このリストに該当する語は 意図する読みでひらがな化 することを推奨します。字幕用テキストは漢字のままでも構いません。

✍ 推奨される台本の書き方

❌ 誤読リスクあり

良い方が増えてきた

AI が「よいかた」と「よいほう」のどちらで読むかは未確定

✅ 推奨 (TTS 投入用テキスト)

よいかたが増えてきた

必ず「よいかた」と読まれる、構造的に保証

💡 動画字幕は漢字版、TTS 投入は ひらがな版、と2 種類の台本を使い分けると、視覚と聴覚の両方で品質を担保できます。

📚 リスト

一般 (28)

方(2 通りの読み)
  • かた→人 (尊敬語) / 方面・側面
  • ほう→方向・側 / 選択肢の比較

💡 「良い方が増えてきた」のように単独で出ると AI が誤読しやすい。意図する読みでひらがなを推奨。

行った(2 通りの読み)
  • いった→「行く」の過去形 (移動)
  • おこなった→「行う」の過去形 (実行)

💡 「実行」の意味の場合はひらがな化を推奨。

上手(3 通りの読み)
  • じょうず→うまい・巧み
  • かみて→舞台の右側・川の上流
  • うわて→相手より優位

💡 「うまい」意味以外はひらがな化を推奨。

下手(3 通りの読み)
  • へた→うまくない
  • しもて→舞台の左側・川の下流
  • したて→へりくだった態度・相撲の手

💡 位置を意味する場合はひらがな化を推奨。

後(4 通りの読み)
  • あと→時間的に後 (くだけた)
  • のち→時間的に後 (文語的)
  • うしろ→空間的に後ろ
  • ご→音読み (例: 食後)

💡 時間以外の意味はひらがな化を推奨。

中(3 通りの読み)
  • なか→内部・中心
  • ちゅう→音読み (例: 中央、中間)
  • じゅう→範囲を表す (例: 一日中)

💡 文脈に応じてひらがな化を推奨。

為(2 通りの読み)
  • ため→目的・理由
  • なす→「為す」(古語的、する)

💡 「ため」意味ならひらがな化を推奨。

開く(2 通りの読み)
  • ひらく→開催する・展開する
  • あく→物理的に開く・空く

💡 文脈に応じてひらがな化を推奨。

角(3 通りの読み)
  • かど→曲がり角・建物の角
  • つの→動物の角
  • かく→数学的な角 (例: 直角)

💡 文脈に応じてひらがな化を推奨。

表(2 通りの読み)
  • ひょう→テーブル・図表 (例: 集計表、 一覧表)
  • おもて→表面・正面 (例: 表と裏、 表玄関)

💡 図表・データを指す場合は ひょう、 表裏・表面を指す場合は おもて。 文脈に応じてひらがな化を推奨。

細々(2 通りの読み)
  • こまごま→細かく多様に
  • ほそぼそ→細く弱々しく

💡 文脈に応じてひらがな化を推奨。

生物(2 通りの読み)
  • せいぶつ→生き物・バイオロジー (理科・学術)
  • なまもの→生鮮食品

💡 理科・学術ならせいぶつ、食料ならなまもの。

人気(2 通りの読み)
  • にんき→ポピュラリティ・評判
  • ひとけ→人の気配 (例: 人気のない道)

💡 評判ならにんき、人の気配ならひとけ。

十分(2 通りの読み)
  • じゅうぶん→満足・足りる
  • じっぷん→10 分間 (時間)

💡 満足・足りる意味ならじゅうぶん、時間ならじっぷん (じゅっぷん)。

最中(2 通りの読み)
  • さいちゅう→進行中・真っ最中
  • もなか→和菓子

💡 進行中ならさいちゅう、和菓子ならもなか。

心中(2 通りの読み)
  • しんじゅう→一緒に死ぬこと (例: 無理心中)
  • しんちゅう→心の中・本心

💡 無理心中ならしんじゅう、心の内ならしんちゅう。

色紙(2 通りの読み)
  • しきし→寄せ書き用の正方形の厚紙
  • いろがみ→工作用の色付き紙

💡 寄せ書き用ならしきし、工作用ならいろがみ。

分別(2 通りの読み)
  • ぶんべつ→分けて区別する (例: ゴミの分別)
  • ふんべつ→良識・判断力

💡 ゴミの仕分けならぶんべつ、良識ならふんべつ。

仮名(2 通りの読み)
  • かな→ひらがな・カタカナ (文字)
  • かめい→仮の名前・偽名

💡 文字ならかな、偽名ならかめい。

親(2 通りの読み)
  • おや→両親・親会社 (例: 親と子・親会社)
  • しん→親X (政治・外交、 例: 親ロシア・親米・親中)

💡 「親+国名/地域」 のパターンは辞書登録済 (親ロシア → しんろしあ等)。 「親しい」 は別表記。

黒子(2 通りの読み)
  • ほくろ→肌の黒い斑点 (例: 顔の黒子)
  • くろこ→舞台の裏方 (例: 黒子に徹する)

💡 顔の場合はほくろ、 舞台用語ならくろこ。 文脈でひらがな化推奨。

紅葉(2 通りの読み)
  • こうよう→葉が色づく現象 (例: 山が紅葉する)
  • もみじ→モミジ・楓の木 (例: 紅葉狩り)

💡 現象ならこうよう、 木・植物ならもみじ。

寒気(2 通りの読み)
  • さむけ→体感の寒さ (例: 寒気がする)
  • かんき→気象用語の寒気団 (例: 寒気が南下)

💡 体調ならさむけ、 天気予報ならかんき。

牧場(2 通りの読み)
  • ぼくじょう→経営施設としての牧場 (例: 牧場経営)
  • まきば→風景としての牧場 (例: 緑の牧場)

💡 ビジネスならぼくじょう、 詩的描写ならまきば。

河岸(2 通りの読み)
  • かし→魚河岸など慣用 (例: 河岸を変える)
  • かわぎし→川岸全般 (例: 河岸に立つ)

💡 慣用句ならかし、 地形描写ならかわぎし。

一見(2 通りの読み)
  • いっけん→一目見ること (例: 一見の価値あり)
  • いちげん→初めての客 (例: 一見さんお断り)

💡 「いっけん」 が一般的、 老舗・京都文脈ではいちげん。

一寸(2 通りの読み)
  • ちょっと→少し (口語、 例: 一寸待って)
  • いっすん→長さ単位 (例: 一寸先は闇)

💡 口語ならちょっと、 ことわざ・古語ならいっすん。

逆(2 通りの読み)
  • ぎゃく→反対・逆方向 (単独・音熟語、 例: 逆効果・逆に言うと・逆転)
  • さか→上下・前後が反転した状態 (訓読みの複合語、 例: 逆さ・逆立ち・逆上がり・逆恨み)

💡 単独や音熟語なら ぎゃく、 「逆さ」「逆立ち」 など訓読みの複合語なら さか。 文脈に応じてひらがな化を推奨。

時間・日付 (6)

一日(2 通りの読み)
  • いちにち→1 日間・24 時間
  • ついたち→月の 1 日 (N月1日 の場合は自動変換)

💡 「N月1日」の文脈は自動的に「ついたち」と読まれます (辞書登録済)。単独「一日」だと「いちにち」になります。意図的に月初を指したい場合はひらがな化推奨。

今日(2 通りの読み)
  • きょう→本日
  • こんにち→現代・近頃 (例: 今日的)

💡 文脈に応じてひらがな化を推奨。

年(2 通りの読み)
  • ねん→年号・期間 (例: 2024 年、 来年、 1 年間)
  • とし→年齢・年月 (例: 年を取る、 年が明ける、 良い年)

💡 「N 年」 (年号・期間) なら ねん、 「年が...」「年を...」 (年齢・年月) なら とし。 文脈に応じてひらがな化を推奨。

二日(2 通りの読み)
  • ふつか→月の 2 日目 (例: 5 月二日)
  • ににち→2 日間 (例: 二日酔い)

💡 日付ならふつか、 日数ならににち。

二十日(2 通りの読み)
  • はつか→月の 20 日目 (例: 二十日大根・二十日鼠)
  • にじゅうにち→20 日間

💡 日付・慣用句ならはつか、 日数ならにじゅうにち。

五月(2 通りの読み)
  • ごがつ→5 月 (例: 五月の連休)
  • さつき→古風な月名・季語・名前 (例: 五月晴れ・五月雨)

💡 暦の月ならごがつ、 季語・人名ならさつき。

助数詞・人数 (2)

一行(2 通りの読み)
  • いちぎょう→テキストの 1 行
  • いっこう→団体・グループ (例: 一行が到着)

💡 グループ意味ならひらがな化を推奨。

大勢(2 通りの読み)
  • おおぜい→多人数
  • たいせい→趨勢・大体の様子

💡 人数意味ならひらがな化を推奨。

金融・税務 (3)

市場(2 通りの読み)
  • しじょう→経済学的なマーケット (例: 株式市場)
  • いちば→物理的な市場 (例: 魚市場・野菜市場)

💡 魚・野菜ならいちば、経済ならしじょう。

一分(2 通りの読み)
  • いっぷん→1 分間 (時間、 例: あと一分)
  • いちぶ→1% (利率・割合、 例: 利率一分)

💡 時間ならいっぷん、 利率・割合ならいちぶ。 金融文脈で要注意。

五分(2 通りの読み)
  • ごふん→5 分間 (時間)
  • ごぶ→5% / 互角 (例: 五分五分の勝負)

💡 時間ならごふん、 割合・互角ならごぶ。

📮 リストへの追加リクエスト

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